2013年12月18日水曜日

にんじんはにんじん。いちごはいちご。

農作業をたまにしています。

その時に気付いたことです。
初めての収穫の時、僕は根っからのインドア派なので、タネから作物が出来るのも初めての事でした。

その時の感想
「なんで!なんで全部同じものができるんだ!種の形は混じってしまうとわからないようなちっちゃいものなのに。全部ニンジンだ!」

おかしなもんです。
理屈はわかってるけど、理屈通りになったことに疑問を持ちました。

ニンジンはニンジン。いちごは絶対に出来ない。

わかりきった話です。ニンジンのタネからニンジンが出来るのは誰でも知ってますよね。

ただ、これを人間関係に置き換えると話は少し深くなります。

ニンジンはニンジン。これは基本です。いちごなら甘くてみんな喜ぶのに。こんなことを考える農家はいないでしょう。だって、いちごが欲しければハウスをしていちごを植えたらいいのだから。

しかし、「あの人より私は勉強が、仕事ができない」ということになると話は別です。
これは、ニンジンがいちごに憧れているような事が頻繁に起こります。

確かに同じ人間ですが、あなたの内に潜む天才は、他の人とはまったく別の天才です。

あるパーツだけ、あの人に憧れても、勝てないのは当然。
生まれながらのニンジンは、いちごにはなれません。
ニンジンが目指すのは、苦味がなくて、見た目が良くて、おいしいと言われるものかもしれませんし、それすらも千差万別あると思います。

もしかすると、いちごも実は、ニンジンになりたいと思っているのかもしれません。ニンジンである事実をまず受け入れて、それからその事実の中で、なりたい、なることの出来る自分を目指す。

これがあなたがあなたとして輝くための、あなたが社会で必要とされる自分に向けて研鑽するための前提条件なのではないかな、と思います。

ニンジンはニンジン。いちごはいちご。

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